研磨処理は、大理石のような光沢のある鏡面仕上げだけでなく、下地の接着を強固にするためのコンクリート下地処理の研磨もあります。また、現状回復工事で床を剥がした面を平滑にする研磨、コンクリート打設時に生じた不陸調整研磨などでも活用されています。
コンクリート鏡面仕上げ(ポリッシュコンクリート)とは、通常は下地として使用するコンクリートの表面を磨きあげる仕上げです。磨きには研磨械と特殊なダイヤモンド工具を使用します。
中でも骨材を入れた石目調の格調高いテクスチャのコンクリート鏡面仕上げは、土間打ち工程で予めカナリヤ石、紅珊瑚石、ガラス玉など骨材を配合し、その色や密度いより、印象を変えることができます。
磨き上げられた艶のある床面は自然光や照明をよく反射し、フロア全体に高級感を持たせます。
骨材が入り色も調合された大理石のようなその仕上がりは、ホテルやオフィスビルなどお客さまをお迎えする施設のエントランスや、高級車のショールーム、美術館・博物館など、静謐な空間に向いています。
色の配合と骨材で大理石のようなテクスチャに
経年劣化による剥がれを防ぎ、優れた耐久性
防汚性が高い繊密な床面で、掃除が簡単
環境負荷低減効果が高い
雨天に打設したコンクリートはレイタンスが蓄積し脆弱な層が出来てしまいます。現場の状況に応じて、脆弱層の除去と補修を行い。健全な下地を形成します。
ビルや店舗などの原状回復工事の為に床を剝がした際、床に凹凸が出来てしまった場合や、コンクリート打設時の不具合により段差やレベル不良が発生した場合に不陸調整が必要になります。不陸調整を行う際には、床の現状や用途をきちんと把握し、適切な材料を使用しなければなりません。不陸調整が綺麗に出来ているかどうかで、床の仕上りに大きな差が出ます。
倉庫や工場など商用床で多く使用されるコンクリート鏡面仕上げ(ポリッシュコンクリート)。通常は下地として使用するコンクリートの表面を磨きあげる仕上げです。磨きには研削機と研磨機、硬化剤や防潤トップコートなどを使用します。耐久性が高く、汚れにくく、耐摩耗性に優れた仕上げです。
経年劣化を防ぎ、耐久性アップ
汚れ防止・耐摩耗性に優れ、メンテナンス性が高い
フォークリフトのタイヤ跡にも強く、コンクリートの強度向上
コンクリートの下地処理は、仕上の材料に応じて剝がしや研磨によって付着や接着を強固するために、健全な下地を形成する必要があります。特に既存床の改修については適切な下地処理を行わないと品質事故につながります。現場の状況にあった下地研磨機を使用して施工を行います。